技術案内

CVDコーティング

CVDは「教科書の存在しない」技術。 経験に裏打ちされた自信が、品質の差となって表れます。

基材表面に数ミクロンのチタン膜をコーティングし、耐摩擦性能を向上させるCVDコーティング。 製品の品質と精度に大きく影響を及ぼす製膜技術が要求される、極めて重要な工程です。 当社では、長年にわたる試行錯誤と経験の蓄積により、絶妙の製膜コントロール技術により、他社にマネのできない精度を実現しています。

CVDコーティングの特長

CVDコーティングの特徴写真

電子顕微鏡による膜断面

  • CVDコーティングの特徴写真

    膜種

    CVD-FTC(TiC)

    表面色

    銀色

    膜硬さ

    Hv 3,800

    膜厚

    2~4μm

    耐熱温度

    300℃

    特徴

    膜が非常に硬く、滑り性も良いので、冷間鍛造、板金プレス加工等、幅広く使用される。

  • CVDコーティングの特徴写真

    膜種

    CVD-FTW(TiC+TiN)

    表面色

    金色

    膜硬さ

    Hv 2,400

    膜厚

    2~4μm

    耐熱温度

    500℃

    特徴

    TiC+TiNの2層膜で、膜靭性は高く、耐熱性がFTCより高いため、高温になる金型に向いている。一般的にステンレスのプレス加工に適している。